熱風融着
熱風融着は巻線行程中に熱風をジェット噴射して行われます。巻線時の熱風温度は通常140℃から230℃で、線サイズ、巻線速度、コイルのサイズや形により異なります。この方法は大方の使用分野にお勧めできます。特に細線でのコスト効果が高く、0.010-0.14㎜(AWG58-35)のサイズに推奨されます。
| 利点 | 欠点 | リスク |
熱風融着法 | - 早い - 安定かつ単純な工程 -自動化が容易
| - 太いワイヤーには不向き | - 自具等の汚れ、製品汚染 |
溶剤融着
溶剤融着は巻線中に変性アルコールなどの最適な溶剤を塗布して行われます。溶剤は巻き線中にブラシ、スプレー、フェルト塗布等で塗られます。一般的に、エタノールまたはメタノール溶剤が推奨されます。溶剤は水で希釈できますが、融着工程は多くの水が使用されるほどトラブルが多くなります。
| 利点 | 欠点 | リスク |
溶剤融着法
| - 単純な機械 /行程 | - 溶剤の排出 - 自動化が困難 | - 残った溶剤が絶縁層に害を与える可能性がある - 何層にも重なって巻かれているコイルの中を乾燥させるのは困難な為、溶剤を完全に蒸発させるため、溶剤融着後しばしば乾燥炉が使用される |
加熱融着
熱融着は巻線後コイルをオーブンで加熱処理して行われます。コイルのサイズにより異なりますが、コイルを均一に加熱するには130℃から220℃で5分から30分の加熱が必要です。時間がかかるで、適用分野によっては経済的ではない場合があります。
| 利点 | 欠点 | リスク |
加熱融着法 | - ポストベーキング工程が含まれる - 巻層の多いコイルに適用可能 | - 費用がかかる - 時間がかかる
| - 自具等の汚れ、汚染 |
通電融着
通電融着は電流を流し抵抗発熱させて行います。電流値は線サイズ、コイルサイズにより異なります。通電融着は0.100mm(AWG38 )以上のサイズに適していますが、コイルの中央を過熱しないように注意が必要です。過熱により絶縁皮膜がひび割れたり破壊されたりしてショートすることがあります。
| 利点 | 欠点 | リスク |
通電融着法
| - 早く、エネルギー効率の高いプロセス - 自動化容易 | - 最適プロセスパラメーターを見つけるのが困難 - 0.10mm以下のワイヤーには適さない | - 過電流を流すと、高熱になりすぎる
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